「An Everyone Culture」- ロバート・キーガン、リサ・レイヒー(著)

邦題は、「なぜ弱さをみせあえる組織が強いのか」。 中土井僚氏、池村千秋氏 訳

組織に所属している多くの人は、(残念ながら)本来の仕事とは別の「もう一つの仕事」に奮闘し多大な労力を費やしている。
それは、自分の弱点をかくし、周囲からよく見えられるように振る舞い、職場での自分の立場を守り、あわよくば立場を高めようとする仕事である。
この膨大なリソースを奪っている「もう一つの仕事」から人々を解放できる組織とは。
それが、ハーバード大学教授のロバート・キーガン、リサ・レイヒーが提唱する、自分の成長も他人の成長も受け入れる新しい組織のあり方=「発達指向型組織」。
異なる業種の3社のケース・スタディを中心に、「発達指向型組織」のコンセプトが説明されている。