メールニュース No.3 – 「初心忘るべからず」の意味とは?

2016/11/11

こんにちは。
BOSS & Partnersの福島です。
このメールニュースは、私、または弊社社員と名刺交換をさせていただいた方に配信しています。

[初心忘るべからずの意味]
暦の上では、立冬も過ぎました。
今年もあと2ヶ月弱、早いですね、気持ちも引き締まります。 

何かを締めくくる時期が近づいてくると、私の頭の中をよぎる言葉が、世阿弥が言った「初心忘るべからず」。
我々はこの言葉を、「始めたころの純粋な気持ちを忘れてはいけない」、「基本を大切にする」といった意味で使っています。
もちろん第一義としてはそういう意味ですが、世阿弥は「時々の初心」と表現して、別のことも述べています。
それは「初」という字の成り立ちから発想しています。
「初」は「衣」と「刀」からできており、「衣を刀で裁つ」意味があります。
そこから世阿弥は、「限りなく芸を高めていくには、要所々々で自分を見つめ、その時点での自身の未熟さを知り古い自己を裁ち、新たな自己を生み出し、常に磨いていくことを忘れてはならない」と言っているのです。

当社の掲げる「Breaking of the Shells-殻を破る」も同じことを言い表しています。
我々は、思考や行動の際、価値観や信念、知識や経験を土台とします。
それらはいわば、自分をつくり維持している殻のようなもので、昆虫や甲殻類などが脱皮するのにも似て、成長とともにその殻を破り新たな殻を得ていきます。
殻が不変のままである人はいません。
気づきや学びにより新しい殻を形成し、新たな自分を生み出し続けているはずです。
しかし、時々我々は新しい殻をつくることを忘れ、惰性にまかせ古い殻に閉じこもってしまいます。
日々の仕事に邁進していると、殻に閉じこもっていることに気がつかないのです。
振り返ると、私もそうでした。
局面を打開するには自ら成長を求めていかなければなりませんが、打開できない理由を他者や環境のせいにして、成長機会をみすみす逃してしまっていることは想像以上に多いのです。

Breaking of the Shells-殻を破る」
そのための知恵を育む機会を皆さまの状況に合わせて様々な形で提供しています。
https://bossptr.com/
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こちらは、当社と協力している組織のご案内です。
ご興味がある方は、ぜひホームページをご覧ください。 

<ストーリーテリング協会>
知人が立ち上げた組織です。私も活動に参加しています。
1127日に自己紹介をテーマにした講座を開催します。
http://www.storytelling.tokyo/index.html

<ギビングツリーパートナーズ株式会社>
常に、人がよりよく生きるヒントを提供してくれています。
1120日にセーリング体験会、
1127日に講師&ファシリテーター向けの写真のワークショップを開催します。
http://givingtreepartners.com/